ワインの栓のお話

昨日のミリオンレディオのミリオンワイン会では「ワインの栓」について。
ワインの栓は実は色々あるのです。
天然コルク、圧搾コルク(コルクの切れ端を細かく砕いて成形したもの)、合成コルク(プラスチック製)、樹脂コルク、スクリューキャップ、ヴィノロック(ガラス栓)などあります。もっとあるけど。
天然コルクは見た目もなんか高級感がありますね。
ワインの栓は天然コルクが1番古いですね。ワインを寝かせて保存することによって、コルクにワインが染みていい具合に密閉されるのです。
密閉はされますが、実は酸素をいい具合に通しているのです。
長期熟成型のワインはほとんどが天然コルクなのはゆっくり少しずつ酸素が通ることにより、ワインがまろやかになり熟成されるからなのです。
でも!天然コルクにはデメリットも!
ブショネ(コルク内のカビが発生すること)というものがあります。
このブショネが起こるとワインにニオイが移ってしまうのです。ニオイの表現としては、濡れた段ボール、雑巾と言われています。高いワインでブショネだった時はショックですね。でも、問い合わせると交換してもらえるはずです。

そして、圧搾コルク。
このコルクは酸素透過率を調整して作れるそうです。ブショネもほぼない。
でもまだ天然コルクの方が多いですね。

合成コルクはゴムみたいな弾力あるコルク。時々見かけます。安めのワインが多いかな。
樹脂コルクも同じ感じかな。

スクリューキャップは見かけるとだいたいニュージーランドのワイン。安っぽく見えるけどちゃんと熟成もできるのです。
でも、熟成速度が天然コルクよりもゆっくりなので待ってられないと思います。
早飲みタイプのワインはブショネもないしこっちの方がいいかも!
保存の仕方も立てて保存できます。

最後にヴィノロック。
これはあまりよくわからないけど、長期熟成には向かないんじゃないかな。
でもおしゃれ。


という感じです。来週はボジョレーヌーボー解禁日がミリオンレディオの日です。
スタジオでテイスティングをしたいと思います!楽しみ。